エイジングケア-日本橋・銀座の歯科なら東京駅近くの別部オーラルヘルスケア&クリニック

03-3270-0118

【診療時間】10:00-13:00 / 14:00-18:00
【休診日】日曜

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エイジングケア

アンチエイジング医学の実践

いつまでも笑顔に満ちた、質の高い健康での長寿を実現するために、当院では「アンチエイジング医学」というキーワードのもと、世界水準の高度で精密な歯科治療を行っています。

私達がお手伝いする医療は、患者さんご自身が、

  • 思い通り、やりたいことがいつでもすくすく行える
  • 楽々呼吸をし、食べたいものが美味しく食べられ、笑顔に満ちた暮らしができる
  • 他の人から快く受け入れられ、自分が必要とされながら、充実した環境で生きられる
  • 年齢を重ねても老いを特別に意識することなく、日々快適に生活できる

ようになっていただくことです。

そのためには、アンチエイジングレベルの『予防医学の実践』が必須だと考えています。「アンチエイジング医学」とは「加齢という生物学的プロセスに介入を行い、加齢に伴う動脈硬化や、癌そして歯周病のような加齢関連疾患の発症確率を下げ、『健康長寿を目指す医学』である」と定義されています。

このように、21世紀の現在は、従来の疾病治療型の医療から加齢に焦点を当てた『予防医学』を行い、「元気で長寿を享受することを目指す理論的・実践的な科学的アプローチ」が顎口腔科、歯科にも重要だと考えています。

「アンチエイジング医学」のために必要な歯科医療とは?

老化には原因があります。現在分かっていることは、遺伝子のテロメア説、体内の酸化、ストレス説などです。当院では、特に体を錆び(酸化)させないために、酸化ストレス、糖化ストレスを極力少なくする治療選択を行っています。

治癒には副交感神経が大きく関わっている

ご存知の方も多いと思いますが、神経には運動神経、感覚神経、自律神経があります。自律神経系は、活動時に優位に働く「交感神経」と、身体がリラックスしている時に優位になり、細胞や組織を新たに作ったり再構築する時に働く「副交感神経」の2種類で構成されています。これらはお互いに拮抗的に働き、自然に身体のバランスを保っています。

交感神経系が興奮すると、心臓の拍動の促進、血圧上昇、瞳孔拡大といった活発に活動するための生理現象が起こります。一方、副交感神経系が興奮すると、心臓の拍動の抑制、血圧下降、瞳孔縮小といった交感神経の緊張状態とまったく正反対のことが起きてきます。

そして、健康な状態を維持し発症を抑止するためには、少しだけ副交感神経優位な状態を保つ必要があるのです。

副交感神経優位をつくるには、上手にリラックスすることが必要

顔では、副交感神経は迷走神経、動眼、顔面、舌咽神経にあります。中でも副交感神経の親玉ともいえる「全ての臓器」に分布している神経が、迷走神経です。そして、顎口腔歯科医療はその正常を保つことで迷走神経に間接的に働きかけることができます。

顔は、お母さんのお腹の中(個体発生的)に将来中枢といわれる脳や脊髄になる神経提細胞の最下部からまず鰓(えら)が生まれます。そこの鰓弓(さいきゅう)から顎の下半分ができてだんだん人らしい顔になってきたという発生学的経緯があります。そして、この鰓弓より脳神経系12対のうち第5番目:V=三叉神経、VII=顔面神経、IX=舌咽神経、X=迷走神経、XI=副神経が生まれ、顔を支配します。

下顎面の顎口腔系を正常にする歯科医療では、直接V三叉神経、VII顔面神経、IX舌咽神経に働きかけ、これらを正常化することが必要です。これらが正常化されると同じ鰓弓グループのX迷走神経とXI副神経(俗称:肩こり神経)が正常化してきます。こうしてXI副神経の正常化で肩こりがコントロールされ良くなると同時に間に挟まれた副交感神経の親分といわれているX迷走神経が正常化するというメカニズムで、唯一副交感神経系へのアプローチができ、正常化を導き出せるのです。

そうした意味で、本質的な歯科医療は顔の下半分(頭頚部下顔面)を正常化することなのです。これらは、脳(中枢)に伺う求心性神経(情報)を適切にコントロールすることから下達系の遠心性神経(情報)が適切に行われ正常化は行われます。

下顔面の正常化を図る医療は、歯を抜く・削ることよりも、まず「アンチエイジング=寝たりきりや認知症にならずにQOL(生活の質)が高い状態=いつも笑顔で人生を送ること」を実現する医療情報や医療を提供することが先立つと考えています。

現在はトータル医療の時代。口の中をみるだけでなく、生涯健康を維持するために総合的な医療を提供することが必要であり、当院では他の医療機関と連携して実践しています。

齢(よわい)とは、顔を見て年齢を類推する言葉

歯がすり減ったり、なくなったりすると顎間距離(咬み合わせの高さ)が短く(低く)なり、顔の下半分が短くなり健康感が失われていきます。顎間距離が短くなると鼻唇溝(法令線)が深く強くなり、弱々しく見えてきていわゆる「老け顔」になります。そして、食べ物の選択幅が少なくなり、栄養の偏りが起こり、より老化が進むという悪循環が生まれます。
最近では歯や口の健康と認知症の関わりのメカニズムも「ファンクショナルMRI」(傷つけずに脳の発火場所知る方法)の研究などから解ってきています。

このように、歯や口の健康は直接エイジングケアにつながってくるのです。

脳を欺く精密な歯科医療

脳は2つの大きなバイアスを持っています。1つは“快(かい)”を選択すること、もう1つは“新しいことに反応する”ことです。そのために必要なのが、まず“脳が正常と感じてくれるほど快適な”医療です。そのためには、無痛で「脳が歯科治療を行われたと感じられないほどの侵襲の少ない精密な治療の実施」が必要です。

生体を模した学問をバイオミメティクスといいます。先天的に形の問題がなくおかしな形でない限り、正確にもとの自然な歯の形に、もとの歯に近いよく似た材質での修復が必須です。

私達の治療のポリシーのひとつにMI(ミニマムインターベンション)という考え方があります。これは最小限の医療介入を行うということで、長期的にはできるだけ「正常に成長させる」、現状の短期的な今の治療なら、「削らない、切らない」という意味の治療介入 です。例えば後者では、当院では、感染した虫歯の部分のみを削り取り、さらにレーザーで抜歯治療を行い、その形で再感染させないために、接着材料でシールをして最小限の修復治療をします。そうすれば歯の健康な部分を削らず保存でき、自然な色に近くなるので、アンチエイジングにもなります。 前者の「正常に成長させる方法」は、頭頸部CTや矯正検査の結果、小児から学童期に行う、口腔・咽頭腔の拡大による呼吸の質の改善、咬合誘導を目的とした共生地用などです。

こうしたことで、脳や神経に負担を与えず(=治療を行ったことを感じさせず)余分に交感神経を興奮させない状態を導き出すためや、副交感神経優位な状態が保たれた健康を作り出せることに基づいた医療を提供しています。

また、う蝕感染部位の原因菌を取り除く最小限の治療の接着処置は、金属治療のように、金属を歯にはめておくために必要に駆られて健康な歯の部分を削ることもなく、歯に負担を最小限しか与えないので歯を長期に残せる可能性が増し、年齢を重ねても自分の歯で咬める可能性を上げ、認知症の予防にもつながり、健康長寿の実現に役立ちます。

あまり歯を削りたくないという方へ

金属ではなく、セラミックなどを使った治療は見た目のアンチエイジング医療

最近の研究で、歯科金属の酸化物が原因で、交感神経興奮が起きて自律神経のバランスが崩れ、頭痛・肩こり・腰痛・アレルギーなどさまざまな身体的不具合が起こることが分かってきました。また、歯科金属による金属アレルギーなどの問題も社会的にクローズアップされています。そのため、当院ではできる限り金属ではなくセラミックのバイオイナート(生体に優しい)材質を用いて治療を行っています。

このように顎口腔系は、エネルギー取り入れの最上流として、「呼吸」と「食の取り入れ」を中心に身体機能の維持やQOLに深く関わっています。そのために当院では、常に世界水準のアンチエイジング科学に基づいた予防と超精密医療をライフステージに合わせてご家族や個人に提供しながら、広い医学的見地から健康を考え、健康長寿を実現するために大学病院、地域基幹病院や他科との医療連携も積極的に取り入れて、皆さまに健康長寿を提供できる医療機関として、準備をしています。

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