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歯科再生医療

歯科再生医療再生医療とは、病気やけが、事故などで組織や臓器を失った場合、薬や医療材料の代わりに体の中の細胞を用いて、機能や形状を回復させる先端医療技術です。

歯科医療の分野では『歯髄細胞バンク』が2008年10月、鶴見大学歯学部で設立されました。これまで医療廃棄物として処分されていた乳歯や親知らずから歯髄細胞*を採取、ウイルスの有無などを調べてから細胞を一定量培養して冷凍保存させるもので将来、虫歯や歯周病の治療ばかりでなく骨の形成や、 修復、脊髄損傷、臓器の疾患などに対応した再生医療に活用することが期待されています。

自分の歯髄細胞を用いることで拒絶反応の心配がなく、患者さんの負担も軽減することができます。

歯髄細胞バンクに登録するためには
乳歯や親知らずを抜歯していただきます。※抜歯のタイミングは医師の診断で決定します。
幹細胞は老化とともに減っていきます。特に20~30歳から激減するため、できるだけ早めに細胞保管をするのが望ましいでしょう。

ただし、歯が虫歯になっている場合などはお預かりできない場合があります。また、すでに抜けてしまった歯や自宅で抜いた歯は細胞が細菌感染していることが多く、お預かりすることはできません。

当院は歯髄細胞バンク歯科医療施設として再生医療推進機構に認定されています。詳細についてはお問い合わせください。

株式会社再生医療推進機構のホームページ

※歯髄細胞......歯の神経に含まれる幹細胞(木の幹から枝が分かれるように、さまざまな細胞に分化する能力を持つ細胞)の一種で、歯牙の硬い組織に保護されているため紫外線や放射線を通さず、遺伝子も傷つきにくいので再生医療に適しています。


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